KoudouBlogs

元警察官 / 現ITエンジニア 宅トレ発信

【おすすめ書籍紹介】簿記がわかってしまう魔法の書 [ 小沢浩 さん]

f:id:koudou-plus:20200723185146p:plain
 ども。
 KOUDOUです。

 この度副業でブログを始めたので、当然考えないといけないのは、確定申告です。 

 僕は簿記の資格を取るつもりはないですが、確定申告に必要な知識を身につけようと思い、たまたま立ち寄った本屋さんで、この本に出会いました。

簿記がわかってしまう魔法の書 [ 小沢浩 ]

価格:1,430円
(2020/7/23 18:40時点)
感想(0件)

 

 実はこの本、本屋で立ち読みで終わらそうと思っていたんやけど、あまりにも分かりやすく良い本やったので、ほぼ読み終わっていたにも関わらず購入しました。

あらすじ

  • 登場人物は貧乏な少年ルカと魔法使いのお婆さんです。
  • お婆さんはルカに「貧乏から抜け出す魔法を教えてあげようか」と言い、そこからお婆さんがルカに魔法(簿記)を教えるという話が始ります。
  • ルカはお婆さんから教えてもらった魔法を使って商売をするようになります。
  • ルカいくら儲かっているかが良く分かり商売がうまく行くようになりました。

 といった感じです。

 ちなみにルカとは「近代会計学の父」であるルカ・パチョーリがモデルです。

ja.wikipedia.orgja.wikipedia.org


 
 この本の特徴は、難しい簿記の概念を、簡単な例(お婆さんがルカに簿記を教えながら)を用いてわかりやすく解説してくれます。

 
 わずか190ページの本ですが、大事な要点が簡潔にまとめられていて、忙しいけど簿記の知識を身につけたい人(初学者)におすすめです。
 
 今回はこの本を読んでみて、自分が確定申告という実務をこなすために必要な簿記の知識だけをまとめます。 
 
 あくまで一般的な簿記の基本となる考え方を記載しているだけです、これらの知識を超超超分かりやすく解説しているのが今回の本となりますので、気になった方は是非購入してみてください。

借方・貸方という言葉の語源

 昔々金貸しが

  • 誰にいくら貸したか(借手)をノートの左側に書いていた。 
  • 誰にいくら借りたかを(貸手)ノートの右側に書いていたのが語源だそうですが、現在はこの語源とは関係ない意味で使われている。 
  • 借方・貸方に意味を考えても無駄。借方は右、貸方は左と覚える。

簿記を構成する5つの要素

お金の使い方

1. 別のもの(資産)に変える使い方
2. 消えてなくなってしまう(費用)使い方
  • 支払地代・支払家賃
  • 支払利息
  • 支払手数料
  • 保険料
  • 旅費交通費
  • 通信費
  • 消耗品費
  • 水道光熱費
  • 広告宣伝費
  • 有価証券売却損
  • 固定資産売却損
  • 減価償却
3. 資産か費用か区別がはっきりしないものもある
  • 費用⇔資産の変更  
  • パンを買う  =>    パン(資産:消耗品) 
  • パンを食べる => パン(費用:消耗品費)

お金(資産)を手に入れる方法は3種類

1. 借りる(負債)
  • 借入金
  • 買掛金
  • 未払金 など
2. もらう(資本【純資産】 ※資産とは別物)
3. 稼ぐ(収益 ※利益[収益ー費用]とは違う)
  • 商品売買益
  • 受取家賃・受取地代
  • 有価証券売却益

 簿記は資産・費用・負債・資本・収益の5つの要素でなりたっており、これらをまとめものを試算表という。
f:id:koudou-plus:20200709081723p:plain
試算表は左右で必ず均衡する。これを貸(左)借(右)平均の法則という。
つまり試算表とは、ミスを発見するために試しに計算してみる表のことである。
 資産表等式 「資産+費用 = 負債+資本+収益」
 

財務諸表と利益の計算

貸借対照表損益計算書を合わせて財務諸表という。

貸借対象表(B/S)

 f:id:koudou-plus:20200709081726p:plain

  • 持っている資産(左)/その資産を手に入れるためのお金の出所 
  • 会社の財政状態
  • ビフォーアフターで比較
  • 一年のはじめ(期首)では 資産=負債+資本 が成り立つ
  • 費用収益が発生するとこの均衡は崩れる
  • 一年の最後に決算して利益を資本に加えると再び均衡する
  • 一年の最後(期末)にこの表を作る 
損益計算書(P/L)

f:id:koudou-plus:20200709081733p:plain

  • 会社の経営成績
  • 途中経過を集計

利益の種類
 f:id:koudou-plus:20200709192721p:plain

精算表

試算表・貸借対照表損益計算書を一つにまとめた表

財務諸表を作る準備

  1. 取引をする
  2. 取引を二つにわける
  3. 仕訳する
  4. 勘定に記入する
  5. 試算表をつくる
  6. 貸借対照表 & 損益計算書 を作る
  • 取引の2面性

取引の2面性を記録するための方法が仕訳
増えたものは定位置に、減ったものは定位置の反対に書く
 

仕訳

取引の発生順にならぶ。
例:
f:id:koudou-plus:20200709204453p:plain

勘定

  • 項目別に集計する
  • 記載するべきは金額

 (仕訳の)左は(勘定の)左に、右は右に書く

  • 反対側の勘定科目はただのメモ欄(摘要)
勘定記入の例

その1
f:id:koudou-plus:20200710202519p:plain
その2
 メモ欄は複数記載内容がある場合は諸口でまとめる
f:id:koudou-plus:20200710202515p:plain

実際の勘定の例

f:id:koudou-plus:20200710204434p:plain

試算表

  • 貸借平均の原理を使って勘定に記入された数字が正しいかどうかを確かめるための表
  • 取引の2面性に従い仕訳、左は左・右は右で勘定を記入するというルールが守られていれば左右の縦の合計値は必ず一致する
試算表の種類
  • 合計試算表
  • 合計残高試算表
  • 残高試算表
試算表で誤りを見つける

■見つけれるあやまり

  • 左右どちらかを記入し忘れた
  • 記入を左右間違えた
  • 左右どちらかの金額を間違えた

■見つけれないあやまり 

  • 誤っていても左右の金額が一致してしまうため
  • そもそも記入していない
  • 左右間違えずに違う勘定に記入してしまった

三分法

■分記法
f:id:koudou-plus:20200710215132p:plain

■三分法
f:id:koudou-plus:20200710215143p:plain

  • 仕入」は費用と考えるので支払いだけが発生したと考える
  • 「売上」は収益として考えるので受け取った代金だけを考える
  • 費用「仕入」と収益「売上」は損益計算書にまとめられそこで利益が計算される
  • なので毎回原価を計算する必要がない
  • 売れ残った時はどうするか?
  • 売れ残りを「繰越商品」とする
  • 費用「仕入」収益「売上」資産「繰越商品」の3つの勘定を使うので三分法
  • 商品売買の記帳には三分法が一般的
  • 三分法はモノの流れと数字の流れが一致しないので、「メーカー」「卸問屋」「小売店」のやり取りで「卸問屋」を中心に考えるとわかりやすい

減価償却

計算方法
f:id:koudou-plus:20200710223114p:plain  

  • 古くなった資産の帳簿上の価格を下げること
  • 固定資産の取得にかかった支出を各年度に費用として均等に割り当てるための手続き
  • 耐用年数が無限大な資産は減価償却しない

 土地・ゴルフ会員権・保証人・骨董品など

財務諸表分析

賃貸貸借表からわかること
自己資本比率
f:id:koudou-plus:20200710224236p:plain

流動比率
f:id:koudou-plus:20200710225229p:plain
一年以内に返済する負債と一年以内に使える返済に使える資産の割合を表す
1より小さいと返済できない可能性がある
■固定比率
長く使える資産を長く使えるお金で買っているかを見る指標
f:id:koudou-plus:20200710230052p:plain

■利益が5つある。売上高から費用を少しづつ引いていく
売上高 - 売上原価
売上総利益 - 販管費
営業利益 - 営業外収益・費用
経常利益 - 特別損失
税引前当期純利益 - 税金
当期純利益

■売上高売上総利益
f:id:koudou-plus:20200710233830p:plain


売上高営業利益率
会社本来の営業活動が、どれくらいの利益を生み出すのかを表す。
f:id:koudou-plus:20200711000848p:plain

売上高経常利益率
会社本来の営業活動に限らず、利息の受け取り(営業外収益)なども含める
f:id:koudou-plus:20200710232157p:plain

財務諸表分析

財務諸表を分析して、企業の財政状態や経営成績の良し悪しを判断したり、その原因を明らかにすること

収益性の分析

100円の収益、又は100円の資本が生み出す利益の割合を収益性という。

  • 売上高利益率

 100円売ったら利益がいくら増えるかの目安
 比率が高いほど収益性が高い

  • 資本利益率

 100円の資本によって利益がいくら生み出されるかの目安
 比率が高いほど収益性が高い

効率性の分析

 一年間で総資本が何回利用されたかを示す
 回転率が高いほど資本が有効に使われている

安全性の分析

 自己資本の割合が高いほど倒産の危険が低くなる
 50%以上が望ましい

  • 固定比率

 固定資産がどれくらい自己資本で賄われているかを表す
 100%以下が望ましい

 固定比率を少し緩くして、固定資産は、自己資本固定負債で賄われていればよいと考える指標
 100%以下が望ましい

 一年以内に支払われなければならない流動負債に対し、一年以内に現金化できる流動資産がどの程度あるかを示す
 200%以下が望ましい

成長性の分析
  • 売上高伸び率(増収率)

 前年度からの売上の伸びを表す
 売上の伸びは事業が拡大していることを示す

 前年度からの当期純利益の伸びを表す
 当期純利益の伸びは、事業への再投資や株主への配当が増えることを示す
  

 冒頭でも説明したように、これらの知識を超超超分かりやすく解説しているのが今回の本となりますので、是非購入してみてください。

大事なことやから2回言ったで!

とても分かりやすい本ですので、ぜひ読んでほしい一冊です。 

簿記がわかってしまう魔法の書 [ 小沢浩 ]

価格:1,430円
(2020/7/23 18:40時点)
感想(0件)